優しく磨いたのに

歯ブラシに血がついた

ちょっと不安。

歯茎から血が出た・・・あなたが歯周病を疑うべき理由を解説します!

歯茎歯肉から出血すると歯周病なの?

歯周病の代表的な症状として挙げられる歯肉からの出血。
テレビCMなどでも盛んに流れていることから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。以前は「リンゴをかじると歯肉から血が出る」という歯肉に炎症が起こっている典型的な症状を伝えていました。

その理由は、歯周病の原因となる細菌が歯肉にくっついて、中に侵入して毒素を出すと、私たちの生体の防衛反応が働き、結果として炎症が現れます。

歯周病の原因となる細菌は皆様ご存知の「プラーク(細菌の塊)」です。
磨き残しによってプラークの量が増えたり、風邪をひく、忙しくて疲れがたまるなどの影響で免疫力が弱まった時に自覚症状が現れます。

これが歯肉と歯周病の関係です。

歯周病はどのような病気?知ってるようで実は知らない、歯周病という病気の概要を解説!

歯肉からの出血の原因が歯周病だとしたら

歯肉の出血は歯ブラシが強く当たりすぎることで傷がついて出血する場合があります。概ね、強く磨きすぎたかな。と思って放置されてしまうことが多いです。

しかし、出血を侮ってはいけません。
なぜなら、細菌は血液の中の鉄分を栄養素としてどんどんと増殖していくからです。

あなたの出血が歯周病だとしたら、放置することは得策であるとは言えません。
毎日歯磨きを頑張っていればいるほど、自分は歯周病ではない。と思い込んでしまうからです。

歯肉の出血を止めることは、歯周治療の1つの目標でもあります。
あなたの歯を守るためにも、歯肉からの出血を見過ごさずに、歯科医院へ行かれるようにしてください。

歯肉の出血とこの症状があったら、治療を受けるサイン

  • 歯肉が腫れている
  • 朝起きたらお口がネバネバ、ベトベトする
  • 歯がぐらつく
  • 口臭が気になる

このどれか1つでも当てはまることがあれば、あなたは歯周病に罹患している可能性が高いと言えます。以下のページで歯周病のチェックリストを紹介しているので、活用してください。
歯周病かもしれない。そう思ったあなたのための、チェックリスト。

歯肉からの出血を止めるために歯科医院へ行きましょう

これまで、歯肉からの出血と歯周病の関係性をお伝えしてきましたが、
その中でもプラークが主な原因であることを一番にご理解いただきたいと思っています。

歯肉の出血を止めるための治療は、歯周病の原因となるプラークやその反応物を徹底的に除去する必要があります。そのためには歯科医院できちんと治療を受けること、そしてご自身のセルフケア(歯磨き・デンタルフロス・歯間ブラシ)の質を高めることです。

歯肉炎や初期の歯周病であれば、基本的な治療のみで改善することができます。
放置をして歯周病が中等度から重度にまで進行してしまうと、基本的な治療以外にも、外科治療が必要になる場合もあります。

いずれにしても、歯周病の専門的な治療を受けることで炎症は治まります。
つまり、歯肉からの出血は腫れ、ぐらつきなども落ち着いてきます。

歯肉から出血するということは、歯肉に炎症が起こっているサインです。
私たちの身体が起こしている歯周病の重要なサインを見逃さず、早めに対応することが大切です。

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